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【PR】全5機関にわたる産官学連携協定「還元野菜プロジェクト」始動!【日本トリム】

日本トリムが新たに立ち上げた新ブランド「還元野菜」

今回2015年7月3日に高知県庁にて結ばれた「還元野菜プロジェクト」と名付けられた日本トリム、南国市、JA南国市、高知県、高知大学の全5機関による産官学連携協定について。

そして還元野菜とは一体どういうものかを、日本トリムグループのトリムエレクトリックマシナリーの奥田 健一氏、吉川 賀朗氏のおふたりにお伺いしてまいりました。

 

還元野菜プロジェクト・日本トリム

日本トリムの整水器の奥田健一氏

奥田 健一氏(以下、奥田):
トリムエレクトリックマシナリー 代表取締役会長の奥田と申します。

 

日本トリムの吉川 賀朗氏

吉川 賀朗氏(以下、吉川):
同じくトリムエレクトリックマシナリー(以下、TEM)の技術・品質管理部次長の吉川と申します。

 

それではインタビューを開始します

大山:
「ZEYO」の大山です。宜しくお願い致します。
今回は日本トリムさんから新たなプロジェクトが立ち上がったということでお伺いしましたが、どのような内容のプロジェクトでしょうか?

吉川:
はい。日本トリムは2015年7月3日に電解水素水の農業分野への応用を推進することを目的に、南国市、JA南国市、高知県、高知大学の全5機関の産官学連携しました。
南国市の「南国市まち・ひと・しごと創生総合戦略」における農業振興策の柱として、南国市およびJA南国市が中心となって取り組んでまいります。
まずはその一環として「こうち農業確立支援事業」を活用し、電解水素水の農業分野への整備をすすめてまいります。
それと共に、還元野菜ブランドによる野菜の生産を拡大し、直販所での還元野菜コーナーにおけるPR販売や、通販などでの還元野菜セットの販売、食育を推進する目的と兼ね合わせての学校給食での利用、農家レストランをはじめ、飲食店への還元野菜を使ったメニュー提案などを進めていくように考えております。

大山:
なるほど。ということは、高知だけでなくゆくゆくは全国規模での展開も視野に入れられているのでしょうか?

奥田:
そうですね。将来的には一般のスーパーでもお買い求め頂けるような身近なブランドになればと考えております。

大山:
ところで、日本トリムさんの沿革を拝見致しましたが、創業の翌年に高知に営業所がつくられるなどしていますが、当時から高知には縁があったんでしょうか?
奥田:そうです。弊社社長の森澤はじつは土佐清水の出身でして、昭和57年に日本トリムを設立しました。

大山:
そうだったんですか!

 

日本トリム 高知ビジネスチャレンジ基金事業※平成27年度の申し込みは締め切られています。

奥田:
ですので、弊社は高知ファイティングドッグスのメインスポンサーのひとつであったり西島園芸団地さんにも出資しています。
他にも弊社が高知県に寄付させてさせていただいた1億円を元にこうちビジネスチャレンジ基金事業(通称:日本トリム基金事業)も設立されました。

大山:
なるほど!高知に根付いた貢献をされているんですね。
還元野菜」についてなんですが、これは元々されていた事業で得た技術を農業の分野に活かされているんですか?

 

日本トリムの電解水素水と水道水でお茶の抽出力の比較実験

奥田:
そのとおり。弊社には水を電気分解して水素を含むアルカリ性の電解水素水をつくりだす技術があるんですが、それを「電解水透析」という医療分野の人工透析へと応用した実績もございます。
まずは、水の違いが分かる実験をご紹介します。お茶の葉を入れたコップをご用意させていただいたんですが、これの片方には通常の水道水、もう片方には電解水素水を注いでいきます。

 

日本トリムの電解水素水と水道水でお茶の抽出力の比較実験:水道水

奥田:
まずは水道水から。

 

日本トリムの電解水素水と水道水でお茶の抽出力の比較実験:水道水では

奥田:
まぁ、お湯ではないので色は出ないですよね。

 

日本トリムの電解水素水と水道水でお茶の抽出力の比較実験:お茶ではすぐに成分が抽出される

奥田:
次に電解水素水を注ぐと・・・

 

日本トリムの電解水素水と水道水でお茶の抽出力の比較実験

大山:
あ!!水道水の方はまだ全然なのに、電解水素水の方は一瞬で色が付きましたね!

 

日本トリムの電解水素水と水道水でお茶の抽出力の比較実験

奥田:
そうですね。この実験のとおり電解水素水が抽出力があることがお分かり頂けるかと思います。

 

日本トリムの電解水素水で育てたカイワレダイコンと小松菜の成長比較

吉川:
この水が何故農業に役立つのかということをデータに表したものがこちらです。

 

吉川:
高知大学の農学部長の石川教授との共同研究の結果なのですが、小松菜の葉の成長度合いの比較とカイワレダイコンの根の成長具合に優位差が出ているのが分かるかと思います。
このメカニズムの仮説として、養分の吸収効率の向上による成長促進と、酸化ストレスの緩和による生育促進が考えられます。
現在、このメカニズムを解明するために検証している段階です。

大山:
なるほど。

吉川:
先ほどのお茶の実験でも見られたように、この電解水素水は抽出、つまり成分を溶けやすくする特徴があります。植物は養分を吸収する際にはイオンの状態で取り入れるんですが、イオン化はされていないものだとスムーズに細胞膜には取り込まれないとされています。
そこで弊社の機械で電気分解した電解水素水でイオン化させ、吸収効率を上げ成長を促進しようというわけです。

 

日本トリムの電解水素水で育てたネギの生育データ

奥田:
そして、次の資料がこちら。

 

大山:
なるほど。ネギなんかは写真で見てもすごい差ですよね!これはすごい・・・!

奥田:
そうでしょう(笑)これは一例ではありますが、どれもひと目で分かる違いが出る傾向にあります。

大山:
この電解水素水を使うことで収穫量が上がる・・・ということは病気にも強くなったりするでしょうか。

吉川:
そうですね。種蒔きの段階からこの電解水素水を使うことで、根の成長も早くなり発芽率がよくなったというデータが取れています。それに、発芽の段階から成長にも差が出てくるんです。
そして、種蒔から発芽して苗になる、そして定植後収穫時期まで一貫してこの電解水素水を使用することで、茎や根が丈夫でたくましく育つんです。根や茎がたくましくなると、自然と病気にもかかりづらくなりますし肥料も少なくて済むようになると思います。

奥田:
実際に栽培された方からも、たかが水を変えても違いなんて出ないだろうと言いながらも試されていたんですが、はっきりとした違いが出て驚いていらっしゃいました。
まさに「たかが水、されど水。」水って意外と見落としがちではありますが人にとっても、植物にとっても大事なんだなぁと農家さんからも実感のお声を頂いています。

大山:
透明だし、無味無臭だしで見落としがちですよね。水の大切さというのは。
とくに日本は、水に恵まれていてどこにいても水が手に入るから余計ですよね。

吉川:
本当にそうだと思います。
資料のとおり、実験した農作物のひとつに小松菜があるんですが、電解水素水で育てた小松菜をソムリエさんに食べて頂いて、アンケートを採らせていただいたんですが、多くの方から苦味が和らぐというお声を頂きました。
サラダにもってこいの味になっていると。

大山:
小松菜って苦いので、それだとお子さんにも食べてもらいやすそうですね!

奥田:
そう、子どもさんは苦いものをとくに嫌い安い傾向がありますよね。
次はこちらです。

 

日本トリムの電解水素水で育てた葉菜類の生育データ

吉川:
全部で6種類の葉菜類でデータをとっていったんですが多いものは6回2~3年間掛けて、栽培を繰り返してみたんですが、通常の水で育てた時と比べるとやっぱり収穫量が増えるというデータがとることができました。
データにはバラつきはありますが、どれも悪い方には出ていませんのでいろんな作用があることは間違いないなということで、検証を進めております。

 

日本トリムの電解水素水で育てたフルーツトマトの生育データ

奥田:
次にご覧頂きたいのが日高村のJAコスモスさんのハウス栽培での実験結果なんですが。

 

吉川:
この水でトマトなんかの野菜を育てると、野菜に含まれている抗酸化成分が増えるというデータが出ています。
ここの生産組合で栽培されているフルーツトマトで2年半繰り返して行った実験ですが。

大山:
どのデータでも、水道水で育てたフルーツトマトと比較しても成分が高くなっていますね!
それに、糖度も9.6~になってますね!トマトのこの数値だと結構甘い方ですよね。

 

日本トリムの整水器の電解水素水でつくったメロン

奥田:
そうですね。高知のフルーツトマトは元々甘いんですがさらに甘くなるということですね。
そして、最後にこちらをご覧ください。

大山:
お、メロン。

奥田:
左が通常の地下水で右が当社の農作業用整水器でつくられた電解水素水を使って育てたものなんですがメロンの大きさが単純に二倍になっていてサッカーボールくらいの大きさがあります。
これは、先日の締結式の際に来られていた高知大の先生が仰っていたんですが、電解水素水でつくっったメロンは網目が細かくついていることに注目されて「これは細胞が肥大化して大きくなったんじゃなく、正常な細胞の大きさのまま細胞分裂が進んだために大きくなったんだ」と仰られていました。
これによって何が変わってくるかと言うと、通常大きくなったメロンというのは、網目が大きくなるみたいなんです。
しかしこの電解水素水でつくったメロンと通常のメロンを比べていただくと、網の目はほぼ同じまま大きさだけが増えています。

吉川:
ですから中までぎっしりと実の詰まったものに育ち、糖度も上がっているということなんでしょうね。

大山:
なるほど。では通常、大きくなると味も落ちてくるということなんでしょうね。

奥田:
そのようです。我々素人からすると「大きければいい」と思いがちですもんね。

大山:
そうですね(笑

 

日本トリムの電解水素水をつくる整水器の仕組み

吉川:
では、電解水素水のメカニズムと整水器の仕組みをご覧頂きたいのですが。
仕組みは車のバッテリーのような感じなんですが、この機械の真ん中に隔膜というものがありまして、両側に電極があります。機械に水を入れて電極を水に浸しています。そこに直流の電圧を与えて電流を流して電気分解をしていくとミネラルイオンが陽極側から隔膜を通って陰極側へと移動し、スケールという白い結晶が付着し、電気分解が落ちてしまいます。
しかし、この電極を逆にすることで絶えず電気分解がスムーズに行えるようになります。これが弊社の独自技術「ダブル・オートチェンジ・クロスライン方式」です。

大山:
いつも電極がきれいな状態で使えるということですね!

吉川:
その通りです。
全自動でいつもきれいに洗浄されている状態ですね。
弊社の商品はどれもメンテナンスが簡単で長く安定した電気分解が行えます。
陰極側の水がいわゆる電解水素水なんです。

奥田:
このペットボトルに見える気泡、これは酸素ではなくて水素なんです。
最近水素ブームらしく、うちの家庭用の機械も水素水が家で簡単につくれるということで売れています(笑

 

日本トリムの還元野菜(電解水素水)の機能

吉川:
電解水素水は物性で言うと弱アルカリ性なんです。酸化還元電位というのは酸化力の強さをあらわす数字です。マイナスの値が多ければ多いほど酸化還元力があるということで、溶存水素については100~300と非常に豊富なんです。

吉川:
電解水素水の電気分解によって電気をあたえられることで、H2OからHが離れてOH-が相対的に多くなりアルカリ度が上がるんです。
だから水素が離れるので水中に水素ガスが気泡となってあらわれる・・・ということです。

奥田:
つまり、電解水素水を植物に与えることで、植物の中にある活性酸素と水素が合体して中和しあうということなんです。

 

日本トリムの電解水素水の整水器

奥田:
この電解水素水をつくる農業用の機械がこちらになります。

 

大山:
これ、もっと大きいものかと思ってましたが、意外とコンパクトなんですね。
これは・・・水道の蛇口につなぐようになるんでしょうか?

吉川:
そうですね。庭に水撒きをする時なんかに使うホースがあると思うんですが、あれと水道の蛇口を繋ぐアタッチメントのようなものを蛇口につけて頂くだけでできるようになるんです。

 

日本トリムの電解水素水の整水器

大山:
なるほど!デザインもフレッシュな感じの緑で素敵ですね。こういった機械ってなんだか無機質な銀色のデザインのものっていう印象が強かったので意外です。ボタンも文字も大きめにつくられているし、お年寄りの方でも操作もしやすそうですね。

奥田:
はい。デザインについては、還元野菜のロゴもデザイナーさんにつくって頂いて、親しみやすいものになっていると思います。
農家の方が使うものですので、使いやすいようにボタンも大きめにしています。

 

産官学の5機関連携協定

大山:
それでは最後に、5機関の連結協定についてお伺いしたいのですが。

 

日本トリムの電解水素水でつくった野菜のセット

奥田:
このプロジェクトを通じて県や市では、道の駅などに電解水素水で育てた野菜を「還元野菜」という名前を冠し、コーナーをつくるなどして高知発のブランドとして販売しようと考えております。
今年の1月にはJAコスモスさんで作られたフルーツトマトと南国スタイルさんで作られた葉物野菜とを一箱3,000円でセット販売したんです。

大山:
結構お高いですね(笑

奥田:
で、当社の整水器を使われているお客さまを対象にこのチラシを使ってお知らせさせていただいたんですが・・・すごく評判が良くて。
本当に美味しかったから、次回販売された時もまた買いますという嬉しいお声をたくさん頂ました!
農家の方にとっても収穫量が増えたり、付加価値がついてプラスにもなりますし、消費者の方にとっても美味しくてブランドを通じた安心感もありますし。

大山:
消費者の方にとっては安心感というのは大きいですよね。お子さんがいらっしゃるご家庭はとくに。
それに美味しい方が食卓も賑わいますし!

奥田:
薬のようなものを添加しているわけでもなく通常の水を電気分解しているだけですので。

吉川:
水道水からもできますが、大規模な農家さんの場合は、地下水からそのまま汲み取ることも可能です。JA南国市さんなんかもそうですね。

奥田:
維持費も少なく済むんですよ。
地下水だと水道代はかかりませんし、ランニングコストは一部の部品交換と電気代だけ。
しかも1日2t使用した場合、1tあたりのコストは22円くらいの電気代で済むんです。

大山:
それは、安いですね!

奥田:
例えば収穫量が15%増えれば農家所得もそれに釣られて同じくらい増えると、一般では思われるでしょう。

大山:
そうですね。

奥田:
ほとんど経費もかかりませんしお水を変えるだけですので、収穫量が15%増えると農家所得は30~40%増える計算になるんです。
日本でも農家の所得の拡大というのは大きい問題ですし。

大山:
農家さんの味方ということですね!

奥田:
そうですね。でも、農家さんはただの水じゃないかとなかなか積極的に導入しては頂けない。
こうやって少しずつ実績を積み上げて、各方面にも取り上げていただくことで電解水素水の良さが分かって頂けたらなと思っています。

大山:
現在、この整水器を導入されている農家さんは何件ほどあるんでしょうか。

吉川:
今でだいたいおよそ100台くらい使って頂いています。

奥田:
今回のプロジェクトで南国市内などで、試験栽培して農家さん自身に整水器で使った方が収穫量が増えるということを発信していただきたいですね。
それでさらに実績をつくって南国市だけでなく、高知県全体にまで普及させると当時にデータを集めて、ゆくは全国に普及させたいですよね。
今回、高知県とも連携を取っていますので、それぞれの農家さんからしっかりとデータを収集して、どのくらい収穫量が増えて、最終的にどれくらいの増収があったのかというのも数字に落としこんでいこうと取り組んでいるところです。

大山:
なるほど。数字にして見えるということはすごく大切なことですものね。

奥田:
そうですね。まだ始まったばかりなので、契約されている農家さんも少ないので、これからアピールして普及させていきたいと思います。

大山:
なるほど。ぜひとも「ZEYO」も普及のお手伝いをさせていただきたいと思います!
今日はありがとうございました!

奥田:
ありがとうございました!
吉川:
ありがとうございました!

 

終わりに

今回、締結された5機関の産官学連携協定「還元野菜プロジェクト」。
始まったばかりのプロジェクトのため、消費者の目に触れる機会はまだあまりないかもしれません。

しかし、この機械と野菜が普及すれば、より健康的な野菜が身近になり、生産者の方の利益にも繋がる画期的な仕組みが出来上がるはずです。

日本トリムさんをはじめとするこの還元野菜プロジェクト。
これからの活躍に目が離せません!

日本トリムさんの農業用整水器を実際に使用する南国スタイルさんへのインタビューはこちら

 

ご当地ネタ
この記事を書いた人
ユウジ大山

生まれも育ちも高知県。
けど、東西に広いから意外とまだまだ知らないことがたくさんあります!
高知の新鮮な野菜と果物、かつおのたたき、粉ものが大好物。
そして、挽きたて淹れたてコーヒーも同じくらい好き。

本業はECサイトの運営スタッフ。
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