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【PR】還元野菜プロジェクト密着第二弾!南国スタイルさんへ突撃してきました!

整水器を使って野菜を育てられている南国スタイル

2015年7月3日に高知県庁にて結ばれた「還元野菜プロジェクト」と名付けられた日本トリム。

前回は、南国市、JA南国市、高知県、高知大学の全5機関による産官学連携協定について、日本トリムのグループ会社であるトリムエレクトリックマシナリーの、奥田 健一会長、そして吉川 賀朗次長にお話をお伺いしました。
前回のインタビュー記事はこちら

 

南国スタイルの中村専務にインタビュー

トリムと還元野菜プロジェクトをすすめている南国スタイルの中村専務

今回は日本トリムさんと共に還元野菜プロジェクトを進められているJA南国市を母体とする南国スタイルの中村文隆専務に話をお伺いしてきました。

 

大山:
本日は宜しくお願い致します。
まずはじめに、南国スタイルさんはどのような経緯で日本トリムさんの電解水素水を使ってこのプロジェクトを進めようということになったんでしょうか。

中村:
そうですね。元々は当社は平成24年の4月に立ち上げたんですが、その前年の平成23年に日本トリムさんの子会社であるトリムエレクトリックマシナリー の奥田社長(現会長)から母体である南国市農協にこの電解水素水をつくる整水器を農業で使ってみたいと持ってこられたのがきっかけです。

大山:
なるほど、そうだったんですか。

 

トリムの還元野菜プロジェクトの協定企業南国スタイル

中村:
はい、トリムさんとしては30年ほど前から水に着目して飲料用の電解水素水は人の身体に有用で、医療でも血液透析に使われている実績がある。 人の身体に良いのなら、野菜をはじめとする農作物にも使えるんじゃないかということで南国の農協へ話を持ってこられました。 その時には、当社の設立は決まっていましたので、農協本体でやるというよりも子会社でやってみるのはどうだろうという話になって今に至るというわけです。

大山:
では、日本トリムさんの電解水素水の採用自体はスムーズに進んだということですか?

 

トリムと還元野菜プロジェクトをすすめている南国スタイルの中村専務

中村:
そうですね。でも正直な話、水ってよくわからないですよね。インターネットでも水について調べてみるとどんどん変な世界に連れて行かれるような怪しいものもありますし。(笑
僕自身も最初は「大丈夫かな?」って思ってたんです。

大山:
そうですよね、水って透明だしこんなに効果があるよっていわれてもなかなか信じられないですよね。でもそれが今回なぜ採用されたんでしょうか?

中村:
それが、たまたまうちの農協が家庭用の整水器の取り扱いがあって、僕の自宅にも整水器を使っていたんです(笑
なので機能水・・・電解水素水に対する予備知識があったので、せっかく会社を立ち上げることだし、少しでも地域貢献も兼ねた取り組みにチャレンジできればと思ったというのがひとつと、 今は農業がなかなか所得の上がらない職業のひとつになっているので、農家さんもリスクを背負って新しいことにチャレンジしづらいというのが現状です。

だからこそ、我々のような農協の会社が先陣を切って新しいことにどんどんチャレンジして良いものをどんどん地域に広げていけたらなという思いから始めました。

最初は青ネギを作っていたんですが、露地栽培だったので雨も降りますし、どのくらいの効果があるのか懸念もあったんですが、やってみると目に見えて差が出たんです。

 

トリムと還元野菜プロジェクトをすすめている南国スタイルの中村専務

中村:
もともとは空気清浄器をつくっていた他の企業が水を電気分解して強酸性水を生成する機械を作っていて、うちの農協でもそれを採用していた時期もありました。
強酸性水を作物にかけることで病気や虫食いの被害を減らせる効果があるんじゃないかということで、県の方も一緒になって試験をしたことがありました。

トリムさんの場合は、弱電解水なので、酸性水ではそれほど目に見えての効果はなかったんですが、電気分解の過程で必ず副産物として生まれるアルカリ性の水素を含む水・・・
せっかくだったのでこちらも実験をしてみた時に目に見えて生育が違ったので、2回目以降はそちらの方にスイッチをして成果測定も病気や虫の害よりも生育効果に焦点を当てて実験を重ねることとしました。

私は農協にいる時には営農指導員として新しい資材であったり、生育についていろいろ実験、実証を行ってきているんですが、農学の分野でこれまで何かを変えたからといって急激に成果が出るといったことって実はあまり経験がなかったので、水を変えただけで生育にここまでの効果が出るということに正直驚きを隠せませんでした。

そういう経緯もあって、県や大学にこういう結果が出ているという報告と研究の協力を求めていった結果、7月の3日に還元野菜プロジェクト協定を結ぶに至りました。

我々は農協の会社なので、最終的な目標は地域の農家さんの農業所得を増やして、次世代の若者に農業を職業として選んでもらえるようにすること。
それには、やり方次第で所得が上がるんだという実績をつくっていかなければなりません。

大山:
先日トリムさんとお話をさせて頂いた時に、高知大の教授の方がメロンの栽培実験の結果が驚くべき発見だと驚かれていたと伺ったんですが、やはりこういう結果が出たというのは電解水素水が吸収率が良いということのあらわれなんでしょうか。

 

トリムと還元野菜プロジェクトをすすめている南国スタイルの中村専務

中村:
あれには私たちも驚かされました。
電解水素水の特筆すべき機能性というのは溶解力、つまりものを溶かす力と染みこんでいく浸透力が高いという点にあります。
その優れた機能によって農作物にかける水を電解水素水にすることによって、養分をうまく溶かし込んで、根から効率よく吸収させていくのであろうというのが大学の見解です。
最近分かってきたことなんですが、この電解水素水に含まれる水素が抗酸化力をもっているんですが、人間も含めた生物はすすべて「老化」していきます。
この老化というのは、つまり酸素と結びついて錆びていく・・・つまり酸化していくんです。

還元力というのはつまり抗酸化力でもあって、酸化のスピードを緩やかにすることができます。
作物は土の中で根を張って行く時や光合成を行う時にも酸化によるストレスにさられされているらしいのですが、葉面散布(霧状にして植物の葉にかける)をすることで光合成の酸化ストレスを軽減し、より健全に育てられるようになります。

大山:
ということは、これによって病気にも強くなるんでしょうか?

 

トリムと還元野菜プロジェクトをすすめている南国スタイルの中村専務

中村:
そうですね。そういった効果も得られるかと思います。
あとはエビデンスの部分ですね。
水の持っているメカニズムや作用機構。この水が作物に触れて吸収された時にどうなるのというはっきりとした根拠というか効果の証明を取っている段階ではあるようです。
学会での発表なんかも行っていますが、水だけにまだまだはっきりとわかっていない部分があるようです。

大山:
なるほど。

中村:
なんせ、水の研究が一番難しいらしくて。
科学的にみると水って特異な存在らしいんですよ。
高知大学の農学部にいらっしゃる石川教授が前線にたって研究していただいているんです。
元々高知は県で海洋深層水の研究を行われていたので、その第一人者ですので水についてはエキスパートな方ですね。

他の農学部の先生方に聞いても、電解水素水の研究内容は理に適っているようで、研究室で行うと良い結果が出ているんです。
でも、いざ現場となると様々な要因が重なって一作一作条件が異なってくるので、再現性が著しく難しくなるんです。日照時間や降水量は毎年違いますし。

いつやっても誰がやってもちゃんといい結果が出るというエビデンスを持ってブランドづくりをしたかったんですが、現場レベルでそれを実証するのにはなかなか費用も時間も労力もかかってきてしまうので、我々だけではなく公的機関の協力をえてブランドづくりを進めていっています。
今は、抗酸化力があって健康にも良く、召し上がるお客さまに喜んで頂けて、農業所得もあがるそんなブランドづくりをしていきたいと考えています。

トリムさんには他の県外の他の企業からもお声がかかっているようなんですが、森澤社長は高知の土佐清水出身なので、高知でいいものを発信したいという思いから我々にブランド化を託していただいている経緯があるので、気が変わらないうちに高知を発信源としてブランド化をすすめないと・・・と思っているところでもありますね。
やはり、スピード感というのは大切になってくるかと思います。

大山:
このブランドが高知から発信すると新しい雇用も生まれるでしょうし、素晴らしいものになりそうですね。

中村:
ありがとうございます。
この後、作業風景と野菜を栽培しているハウスもご覧になられますか?

大山:
ありがとうございます!ぜひ、宜しくお願いします

 

南国スタイルのハウスに設置されていた日本トリムの還元野菜整水器TRIM AGシリーズ

中村:
こちらが電解水素水をつくる日本トリムさんの還元野菜整水器、AGシリーズです。
当社は取水量の多いAG-30を2台、このハウスに設置して使用しています。 使用方法は非常に簡単でスイッチひとつで酸性水と電解水素水、さらには一度電気分解をした酸性水と電解水素水どちらも混ぜた混合水も生成することができるんです。

大山:
酸性とアルカリが混ざるということは中性になるということですか?

はい。この混合水はpH自体は元に戻るんですが、分解されることで生成された酸素と水素が原水よりも豊富に含まれているんです。

なので雨が続いた後の作物や、キャベツの育苗の際に根が酸欠状態になっている時にこの水を散布してあげると、酸素の吸収を促してあげることができるんです。
また、オクラなどに薬剤を散布する時の希釈水として使ったりもします。

pHも弱アルカリ性なので、薬剤自体が化学変化を起こしてしまうとかそういった心配もありません。さらに、電解水素水を散布することで、光合成の効率を高めることもしています。

大山:
なるほど。3種類の水を用途によって使い分けをされるということですね。

中村:
はい。基本的には電解水素水を使っていくんですが、せっかく酸性の水、混合水も生成されるので効果的に使ってければいいですよね。

大山:
農薬だったり肥料の効果も高める効果もあったりはするんでしょうか?

 

日本トリムの整水器について説明される南国スタイルの中村専務

中村:
そうですね。電解水素水は溶解力、浸透力も高いので、根から肥料を吸収する効率も高まるかと思います。 使い方についても研究を進めていますので今後、調べていくことでより効率的な使い方が見つかるかと思います。

大山:
なるほど。農家さんの目線から見ると投資効率というのも気になるところですよね。

中村:
そうですね。自分たちの感覚で言うと効率は良い方かと思います。
導入コストも他の農作業の機械に比べて安い方ですし、電解水素水を使うことで、生育のスピードが早くなるということも見込めます。
例えば、ほうれん草は通常年に5~6回転する作物なんですが、6~7回転と1回転近くスピードが上がればそれだけで売上は1.2倍になりますよね。
そうするとうまく行けば1~2年でもとは取れるんじゃないかというイメージです。
ランニングコストも基本は電気代だけです。

大山:
メンテナンスも必要となってくるかと思うんですが、頻度はどのくらいなんでしょうか?

 

還元水生成器で電気分解された水を溜めておくタンク

中村:
そうですね。水を電気分解すると、電極板にカルシウムが付着して電解能力が落ちてしまうんですけど、トリムの整水器には自動的に陽極と陰極が自動的に変わる機能がついているので、常に安定した水質の電解水素水をつくることができます。
そのお陰か、もう2年くらい使っていますけど、フィルターに不純物が詰まって水が出にくくなったことでフィルターを1度交換したくらいですね。

大山:
こちらのタンクはどのくらい水が入るんでしょうか?

2トン入るものを設置しています。これに水を溜めるのに2台で90分ほどかかります。電解水素水はつくってそのまま放置していると、水素量が減っていってしまうので、いつもは散布する直前に溜めるようにしています。
また、溜めるまでには90分かかりますが散布する際には5分ないし10分程度で水を使いきってしまうので、水を溜めつつ散布するようにもしています。

 

発展が楽しみな還元野菜プロジェクト

南国スタイルの所有するハウス

こちらのハウスは、耕作放棄地だった場所を南国スタイルさんが賃貸借りして新たにハウスを設置。
小松菜、水菜、ベビーリーフ、ほうれん草などの軟弱野菜が育成されています。

 

南国スタイルのハウスで栽培されている水菜

こちらが電解水素水で育てられた水菜と

 

南国スタイルのハウスで栽培されている小松菜

小松菜。

色づきもよく瑞々しく育っています!

 

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これらの野菜はしっかりとデータを取りながら、還元野菜を使っての野菜の育成に力を入れられている南国スタイルさん。
収穫された野菜は、4人スタッフさんによって計量、包装されていきます。

 

南国スタイルで育てられたベビーリーフ

フィルムに入れられたベビーリーフには、乾燥して枯れてしまわないようスプレーで水がかけられています。
なんでも、この水も整水器でつくられた電解水素水なんだとか。

 

南国スタイルで育てられたベビーリーフ

こちらが包装されて出荷可能な状態になったベビーリーフ。

 

トリムと還元野菜プロジェクトをすすめている南国スタイルの中村専務とスタッフの松本さん

これからの進出、発展が楽しみな還元野菜プロジェクト
まだ始まったばかりのため、消費者の目に触れる機会はまだあまりないかもしれません。

しかし、この機械と野菜が普及すれば、より健康的な野菜が身近になり、生産者の方の利益にも繋がる画期的な仕組みが出来上がるはずです。 これからの活躍に目が離せません!

前回のインタビュー記事はこちら

 

ご当地ネタ
この記事を書いた人
ユウジ大山

生まれも育ちも高知県。
けど、東西に広いから意外とまだまだ知らないことがたくさんあります!
高知の新鮮な野菜と果物、かつおのたたき、粉ものが大好物。
そして、挽きたて淹れたてコーヒーも同じくらい好き。

本業はECサイトの運営スタッフ。
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