みなさんこんにちは。
今回は前回の護衛艦コレクション第1弾~DD108あけぼの~の続きで第2弾と行きたいところですが、
護衛艦ではなく掃海艇というものを紹介したいと思います。
・「掃海艇」とは、海上を進む船舶や海中に潜む潜水艦などをターゲットにする海の地雷、いわゆる「機雷」を処分して味方の艦艇や民間船舶が通るための道を確保することを任務とする船で、まさに海上自衛隊の縁の下の力持ちともいうべき存在です。
では早速今回、ご対面させていただく掃海艇へGO!
はい。
これが今回紹介する艇、すがしま型掃海艇4番艇「MSC684-なおしま」です。
前長54mと短めです。前回紹介したDD108あけぼのが151mなので約3分の1です。
もともと掃海艇とは…
第二次世界大戦や湾岸戦争などのときに仕掛けられた機雷という海中・海面に設置された爆弾を除去するための艇です。
護衛艦はDDなのに対し掃海艇はMSCという分類になるみたいです。MSCとはMine Sweeper Coastalの略で中型掃海艇に当たるそうです。
搭乗するとさっそく
これはこの艇の唯一の武器である20mm機関砲です。
主に機雷の爆破処理のために使われるようです。最大射程は4200m程だそうです。
高知駅から路面電車の旭駅周辺が4200mなのでそこまで届くということなんですねぇ・・・。
でも実際には高確率で当てられるのは約2000mだそうです。それでも円行寺駅くらいはあるみたいです。
まぁ、機雷の爆発に巻き込まれたら困りますしね。
それでは上へ行きましょう
なんて無駄なスペースのない階段なんでしょう。
階段(というより梯子ですね)を上り・・・
後ろを見ると二本の煙突とその間からクレーンが見えました。
煙突を二本に分けるってかっこよくない?
・元々は後方の視界確保のために二本にしたらしいですが、左右後方が見づらいということでこのすがしま型以降は一本煙突に戻されたそうです。
さぁ、艦橋へ着きました!
後方にはやっぱり机が。
今回は海図も広げられていました。やっぱり謎のかっこよさがありますね。
装舵輪
あけぼのと違い、イスは簡単なものになっています。近くをよく見ると・・・
暗い…じゃなくて、速度のつまみがありました。
一戦、二戦、三戦は第○戦闘速度の略です。原速は人間でいう徒歩。強速なら早歩き…といった感じにすこしずつ違う感じです。
艦橋を見終え外に出てみると、謎のスペースがありました。
何か置くのかなとか思いながら端の方へ行くと
かっくいぃ!
機銃を上からみれました。かっこいい!!上からながめるのもいいよね(ウットリ)
うわぁ、弾帯のしなり具合とかも見ていてムラムラします。
とりあえず艦橋付近から下り、後部甲板へ来るとさっき見えたクレーンが近くで見れました。
遠くから見た時の想像よりも大きかったです。
もう片方からのクレーンの後ろから見た艇。
中央の旗の並びはWelcomeの意味があるそうです。
これを潜らせ海底に機雷をつないでいる糸を切るためのカッターの付いた綱を引く機械みたいです。
前に目を描けばパッ○マンみたいですね(笑)
このボートで浮いてきた破片などを回収するのでしょうか。
スペース削減のためか二段になっているのか、こういったボートの配置は他の艦では見られないので新鮮でした。
そういえば、この艇一番の特徴を説明するのを忘れていました
この艇は金属を探知して爆発する機雷を爆発させないために木でできています。
なので艇体には線が入っており木造感が少しあります。
木造の掃海艇は船体の腐食などの影響で運用期間をさほど長く設定できないといった問題もあります。
しかし技術の発展でカーボン等が開発され木に変わる材質として使われるようになり、新しく造られる艇は木ではなくなったみたいです。
なので自分たちが大人になる頃にはもう木の掃海艇はいないと思います。
そう考えると何故か悲しいです。
いかがでしたか?
護衛艦コレクション今回は番外編でしたがどうでしょうか?
今回は小さな艇でしたがかなり楽しむことができました。
高知に来る自衛艦は公開されることが多いので、また次来たときには行きたいと思います。
次回もお楽しみに!